Information
2024年6月9日に、京都国際会館で開催されていた第123回 日本皮膚科学会総会の、イブニングセミナー21「皮膚のバリア機能と洗浄のポイントについて」(第123回 日本皮膚科学会総会/第一三共ヘルスケア株式会社共催)において招待講演を行いました。「皮膚表皮角層バリアの形成メカニズム」と題して、皮膚表皮角層バリアがどのように形成されるのかを最新の知見を交えて解説しました。
松井毅教授が前任地の理化学研究所で携わっていた国際共同研究グループ(慶應義塾大学医学部 皮膚科学教室 / 理化学研究所 生命医科学研究センター(天谷雅行教授)など)の研究成果が、科学雑誌『Nature Communications』オンライン版(5月15日付)に掲載されました。皮膚バリア機能を担う皮膚最外層の角層が、角層pH(水素イオン指数)の三層構造を形成し、角層の恒常性を維持するという発見です。
Fukuda K, Ito Y, Furuichi Y, Matsui T, Horikawa H, Miyano T, Okada T, Logtestijn V. M, Tanaka J. R, Miyawaki A, Amagai M:Three stepwise pH progressions in stratum corneum for homeostatic maintenance of the skin. Nature Communications 15:4062, 2024.
理化学研究所プレスリリース
https://www.riken.jp/press/2024/20240516_1/index.html
オンラインで開催された「保湿化粧品開発の基礎と最新技術-皮膚科学・商品トレンドをベースに」(技術教育出版(有)主催)において、「皮膚表皮バリア形成と保湿における皮膚表皮ケラチン繊維ネットワーク制御」と題して講演を行いました。
Prof. Takeshi Matsui gave a lecture titled "Epidermal barrier formation and moisturization by keratin filament network reorganization" at the invited lecture of the Fundamentals and Latest Technologies for Moisturizing Cosmetics Development - Based on Dermatological Science and Product Trends held ONLINE, Japan.
浜松で行われたアトピー性皮膚炎治療研究会第29回シンポジウムにおいて「皮膚表皮角化における細胞死コルネオトーシスについて」と題する招待講演を行いました。
https://www.c-linkage.co.jp/atopy29/program.html